ちょっぴり緊張気味なニャンコちゃん。
もともと、下痢や嘔吐が数ヶ月続き、他院で一般的な治療を行っても改善が見られなかったため、当院に来院されました。
当院での基本的な下痢・嘔吐に対する検査の結果、どうやらただお腹を壊しているのではない様子。飼い主様と相談の上、内視鏡検査ができる病院をご紹介し、検査を実施しました。
検査の結果、この子の病気は炎症性腸疾患(IBD)という免疫の病気だとわかり、治療を開始したところ、下痢や嘔吐を改善させることができました。
IBDは一生涯治療が必要なことが多い病気です。そして診断のためには、いくつかの検査や治療を行わなければならないのですが、必ず組織検査を行う必要があり、全身麻酔下での内視鏡か開腹が必要になります。
この子も頑張って全身麻酔での検査に耐えてくれました。これからも治療を続ける必要はありますが、徐々にお薬の量を減らしていくことができています。
私「体調も体重も安定していますし、いつものお薬をお出しします。」
無事に診察を終えて、ほっと一息なところをパチリ。