7月になって毎日大変な暑さですね。
毎年この時期になると、当院にご来院されるみなさまにお伝えしていることがあります。
それは「熱中症にご注意!!」です。
犬は人間のように汗をかいて体温調節ができないので、呼吸によって体温調節をおこないます。
ですが、この気温では上手く体温は下がらず、もし炎天下で外出しようものなら、熱された地面と湿度の高い空気のせいで、高体温と脱水によって熱中症になってしまうことがあります。
熱中症により高体温になってしまうと、体の細胞を作る蛋白質が変性し、全身の内蔵が障害を受けます。
高体温が持続すれば障害も進み、多臓器不全により命の危険にさらされます。
この文章を書いている7月16日は3連休の真っただ中。この連休中は気温も高くなり熱中症の危険が増します。
日中のお散歩は絶対にやめてください。
また、夕方のお散歩も要注意です。日中に熱せられた地面のアスファルトは、夕方でもかなりの熱を持っています。しっかり日が暮れて、ワンコの体の高さの空気が熱くないかどうか確認してください。