ゴールデンウィークも終わり、だんだん暖かくなってきました。
5月といえば狂犬病の予防接種やフィラリア予防の開始の時期ですね。同時にワンちゃんの身体検査などの健康チェックをしていると、よく飼い主の方からこんなご相談を受けます。
「うちのワンコがウンチを食べちゃうんです・・・。」 いわゆる「食糞」と呼ばれる行動です。
食糞はクセのようになってしまっているワンコもいますが、特に子犬の時にみられる食糞は様々な原因によって引き起こされており、原因を改善することで食糞がおさまることがあります。
原因の多くは、① 飼い主さんにかまってほしくて食べている とか、② フードの量が足りず、お腹がすいて食べてしまう などですが、意外に知られていない原因として③ 栄養分の消化吸収能力がまだ不十分なため、便に栄養成分やフードの臭いが残っていて、食べてしまう ということがあります(ほかにもいくつか原因はあります)。
もし、子犬の食糞行動でお困りの方は、一度ご相談ください。場合によっては改善が難しいこともありますが、例えば③に関しては、子犬用に消化しやすい原材料でできている特別なフードを食べることで便の中に残留する栄養成分や臭いが減り、食糞行動が改善することがあります。