神戸市中央区の動物病院 ひらやま動物病院です。

ひらやま動物病院は神戸市中央区の犬・猫・ウサギをはじめとするペットのための動物病院です。

〒651-0062 兵庫県神戸市中央区坂口通4丁目2-21


TEL.
078-221-3711 専用駐車場2台有
ブログ

注射、よく頑張りました

先日の診察にて。

 

当院で治療中の黒ネコちゃん、今日は抗がん剤投与の日です。

この黒猫ちゃんの病名はリンパ腫、犬や猫の悪性造血系腫瘍(血液の細胞のがん)の一種です。

現在、このリンパ腫と闘っており、抗がん剤治療中なのです。

 

抗がん剤といえば、副作用がつらい治療というイメージがあります。皆さんが考えている通り、副作用の無い抗がん剤はありません。

ただし、人間と動物の抗がん剤の使い方には違いがあります。

人間に抗がん剤を投与する時は、がんを徹底的にやっつけるのが目標になるため、投与量も多くなり、そのぶん副作用もより強くなるので、何日も入院して治療を行うことがあります。

 

イヌやネコに抗がん剤を投与する時は、できるだけお家で過ごす時間を増やすのが目標になるため、がんと闘える効果があり、かつ副作用ができるだけ少なくなるような投与量で使います(もちろん副作用が無いわけではありません)。

 

この黒ネコちゃん、初めの1週間は抗がん剤が効きだすまでは何度も胸の中に水(胸水)が貯まり、呼吸が辛そうな時期が続きました。

胸水から得られた細胞を顕微鏡で検査すると、悪性所見の強いリンパ芽球が多数認められていました。

⇐⇐胸水中のがん細胞(リンパ芽球)

2週目の抗がん剤の後、がんは確認できないほど小さくなり、胸水も無くなり、いつも通りの元気や食欲を取り戻しました。

 

今日は5週目の抗がん剤投与の日だったのです。

注射が終わってほっと一息、がんばったね。

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

昨年も本当にお世話になりました。

皆様の応援のおかげで、1年間動物たちの健康を見守ることができました。

今年も、さらに診察に磨きをかけていきたいと思っています。

よろしくお願いします。

ありがとうございます

ちょっと見てください、このお菓子たち!!

なんと当院の名前が入っています。犬や猫の形をしたものまであります。

これは先日、当院におかかりのワンコちゃんの飼主様からお歳暮として頂いたものです。

もったいなくて食べられません。でも期限が短いから早く食べてねと飼主様(笑)。

ありがたく観賞しながらいただきました。

 

受付の飾りもクリスマスに向けてカッコよくバージョンアップ。

こちらも別の飼主様からの頂きものです。

応援してくださる皆様のご期待にお応えできるように、頑張ります。

ありがとうございました。

寒くなってきましたね

何だか急に寒くなってきましたね。

いろいろ動くのも億劫な季節になりました。

でも、これからの季節はこんな楽しみもあります。

休憩していると、我が家の猫たちが太ももの上に乗りに来てくれます。

でも、二匹はちょっと重いよ(笑)。

肛門周囲腺腫

診察中に気が付きました。

私「この子、肛門の近くにしこりがありますね。」

飼主さん「えっ?どこですか?」

私「ここです。」

皆さん、わかりますか?

線で囲った部分に丸いしこりが並んであります。

触るとコリコリしたやや硬めの感触。

腫瘍の可能性があったため、細い注射用の針を刺して細胞の検査をしました。

顕微鏡でみてみると・・・

独特な形の細胞が観察されました。この形は肛門周囲腺の細胞です。

肛門の周りには肛門周囲腺という油分を分泌する組織が発達しています。

これが腫瘍化すると肛門周囲腺腫や肛門周囲腺がんと呼ばれるものになります。

 

男性ホルモン(エストロジェン)の影響により発生することが知られていますので、去勢手術(精巣摘出)を行うと同時に、しこりの切除も行いました。

結果は肛門周囲腺腫(良性)。しっかり取りきれていましたので治療終了となります。

 

この腫瘍、去勢手術を行うことにより、発生を予防できることがあります。

大きく発達してしまうと、排便を邪魔したり、便がこびりつき不衛生になることで生活の質を下げるだけでなく、悪性(ガン)であれば他の臓器に転移し命を脅かします。

もし、おうちのワンコでみつけてしまったら、すぐに病院でご相談ください。