神戸市中央区の動物病院 ひらやま動物病院です。

ひらやま動物病院は神戸市中央区の犬・猫のための動物病院です。

〒651-0062 兵庫県神戸市中央区坂口通4丁目2-21


TEL.
078-221-3711 専用駐車場3台有
2014年

誤食に注意!!

日々診察をしていると、たまにこんなことがあります。

飼い主さん「さっき遊んでいて、おもちゃを飲み込んでしまいました、どうしましょう?」

私「ワンちゃんの具合はどうですか?苦しそうにしていませんか?どのような形でどれくらいの大きさですか?材質は?硬い?柔らかい?」

身体検査と問診でこの後どうするべきかを考えます。

異物がレントゲンに写るようなものなら大きさの把握ができますが、そうでなければ飼い主さんのお話から形や大きさを推測したり、同じものを持ってきてもらってどのようにすべきか考えます。

柔らかそうで吐き出しても大丈夫そうであれば催吐剤(吐かせるお薬)を使って吐かせます。しかし、硬いもの、とがったもの、大きすぎるものは吐かせることで食道に傷をつけたり詰まったりと危険が多いので、手術で取るしかありません。とがっていても小さく、食道を傷つけない場合は内視鏡(胃カメラ)で取れることもありますが、全身麻酔が必要になります。

先日、ゴールデンレトリバーの女の子がおもちゃを飲んでしまったため来院されました。お話を聞くと別に体調に異常は無く元気そうです。身体検査でも異常はありませんでした。残念ながらレントゲンにはっきり写る材質ではなかったようですが、レントゲン写真を撮ってみると少し怪しい影が見え大きさの確認ができました。飲み込んでしまったおもちゃはクッション状で柔らかく、何とか吐き出せるギリギリの大きさと考え、吐かせる処置を行いました。出てきたものがこちら⇓⇓。

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何度か嘔吐した後、何とか吐き出してくれました、よかった。

かなり大きめで、もし腸に詰まってしまったら手術が必要だったかもしれません。

その後、胃粘膜保護剤を処方し、ワンちゃんも飼い主さんも安心した様子でお帰りになりました。

異物誤飲は飼い主さんが注意して行動を見てあげたり、飲み込みそうなおもちゃは与えないようにするしか予防法はありませんが、たまに信じられないような大きなものでも飲み込んでしまうことがあります。

もしワンちゃんが異物を飲み込んでしまったときは、できるだけ早く動物病院を受診することをお勧めします。

犬の出産

先日、当院におかかりのルルちゃん(マルチーズさん)が無事に出産を乗り越えました。

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かわいい女の子二人です。今回の出産は、オーナーさんはとてもしっかり勉強され、準備も万全、出産計画の段階から当院にご相談いただき、出産の日をむかえました。ご自宅での出産なので、緊急時にも対応できるように私と細かく連絡を取り合いながら、一人目はご自宅で自力出産、二人目は当院で助産し出産しました。子犬が産声をあげる瞬間は、何度経験しても感動で胸が熱くなります。

昔は「犬は安産・・・」と言われていたそうですが、実際は「犬のお産ってめっちゃ大変!」というのが正直な感想です。

診療をしていると小型犬の難産を経験することが多く、場合によっては帝王切開の手術が必要になります。無事に出産が終了しても母犬が子犬の世話をしない場合、人が付きっきりで何日も世話をしなければいけません。

それでも、「子犬を産ませたい!」という場合は、しっかりとした準備と相当な覚悟が必要です。

犬のお産についての勉強を妊娠させる前にしっかりすることや道具などの準備は最低限必要な事ですが、最も重要な事は事前にホームドクターの獣医さんに相談しておくことです。事前に相談することで、出産予定日前後のスケジュールをあけてくれたり、難産などの緊急時に対応ができたりします。

しかし、事前の相談なしに「あと3日で産まれる」とか「今、難産で困っている」といったことは、当院をはじめ多くの動物病院は急に対応できません(予定日に獣医師が不在、帝王切開の手術に人手が足りない等)。必ず事前に獣医さんに相談しておきましょう。

神戸の花火

8月2日の土曜日、神戸で花火大会がありました。

当院は夜8時まで診察ですので行けなかったのですが、なんと!スタッフルームの窓から見えるではありませんか!

神戸花火3 ←その写真がこちら。

デジタルカメラで撮影したかったのですが、花火って一番大きな瞬間を写真におさめるのが難しいんですね。

何とかきれいな写真が一枚撮れました。

看板猫

suzu1当院に新たなスタッフが誕生しました。

名前は「すず」、約3か月の女の子です。

7月のはじめに当院に来た時はひどい結膜炎を患っており栄養状態もあまり良くありませんでした。

保護された方が責任をもって治療を行い里親さんを探しておりましたが、このたび当院で生活することになりました。

もしかしたら皆様の前に顔を出すかもしれませんが、これからよろしくお願いします。

開院一周年!!

本日、7月15日は当院が開院してちょうど1周年になります。

1年の間、地域の皆様の温かいまなざしに応援していただきながら、動物たちの健康を見守ることができました。

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最近では、道を歩いていると当院におかかりのワンちゃんに出会うことがあり嬉しく思います。

これからもずっと動物たちの健康を見守っていきたいと思っています。

 

開院一年目のお祝いに素敵なお花をいただきました。ありがとうございます。

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