クリスマスイブはあいにくの雨でしたね。
昨年と同じく、今年のクリスマスも猫のすずにサンタの帽子を乗っけてみました。
毎年、無理やりクリスマス気分に参加してもらっています(笑)。
〒651-0062 兵庫県神戸市中央区坂口通4丁目2-21
先日、研修医時代の先輩が古い写真を見つけたといって写真を送ってくれました。
こ、これは・・・
懐かしい研修医の時の私の写真です(14年くらい前です)。何か一生懸命メモを取っていますね。
先輩は何が面白くてこんな写真を撮ったのでしょうか?(笑)
場所は大学病院の診察室の奥にある処置室ですね、動物が少ないので診察開始前の風景だと思われます。
ここに写っている小さいメモ帳はボロボロになりましたが今でも大切に持っていて、時々読み返したり新しい内容を加えたりしています。
こんな写真を見ると、当時の自分に負けないように勉強しなきゃなぁーって思ってしまいますね。
なので、先日はいつもよりちょっと多めに専門書を買いました。さぁ、頑張って読まねば!!
皆さんはチェリーアイというのをご存知ですか?
サクランボみたいな目?何だか可愛らしい印象ですが、実は違います。
犬の眼には第三眼瞼(瞬膜ともいいます)という構造があり、そこには第三眼瞼腺という涙を作る器官が存在します。その第三眼瞼腺が外に飛び出してしまった状態がサクランボのように見える事から「チェリーアイ」と呼ばれています。
飛び出した第三眼瞼は場合によっては目の表面を刺激し、角膜炎や結膜炎を引き起こします。
では、なぜチェリーアイになってしまうのでしょうか?
チェリーアイの原因には先天性(生まれつき)と後天性(後からなってしまう)に分類されます。
先天性の場合は、成長していく途中(生後6か月~2歳齢くらいの若い犬)に発症してしまうことが多く、アメリカン・コッカー・スパニエル、イングリッシュ・コッカー・スパニエル、ビーグル、ボストン・テリア、シー・ズー、ペキニーズなどで発症が多い傾向にあります。
チェリーアイの治療は基本的には手術で飛び出した第三眼瞼を元に戻すことになります。また、飛び出した第三眼瞼が小さければ、抗炎症薬の点眼などの投与で落ち着くこともあります。
しかし、長期間放っておいてしまうと慢性的な炎症を引き起こし、手術しても回復が難しくなったり再発しやすくなってしまうことがあります。
もし、お家のワンコがチェリーアイになってしまったら、症状がないからといってそのままにせず、早めの受診をお勧めします。