昨年、開業したての頃に友人が立派なランを送ってくれました。
しばらくして花の季節が終わり、茎を切って葉だけになったのですが、約1年かけて再び咲いてくれました。
地域の動物たちとふれあいだして、もうすぐ1年です。これからも、動物たちの健康を見守っていきたいと思います。
〒651-0062 兵庫県神戸市中央区坂口通4丁目2-21
6月も後半になり、気温も上がってきましたね。
家の外の虫たちも活発に動き回る時期になってきました。
最近たて続けにマダニにかまれた患者さんを診る機会がありました。
下の写真は別々の患者さんから引っこ抜いたマダニです。↓↓
散歩コースは山の中や茂みの中ではなく、身の回りの歩道と道のわきにある草むら程度ですが、それでもマダニは潜んでいます。
マダニはイヌに寄生し吸血することで、イヌの血液にバベシアとよばれる原虫を感染させ、命をおびやかす貧血を起こさせます。
また、近年は人がマダニにかまれることでSFTSウイルスに感染し死亡する報告が新聞やニュースなどで伝えられています。
マダニは月1回の予防薬(首すじにたらす外用薬や錠剤タイプの飲み薬)で予防できます。
これからますますノミやマダニが増える時期になりますので、しっかり予防していきましょう。
先日、当院の患者さんの可愛らしいお写真をいただきました。
そのお写真がこれ↓↓
美人の柴犬さん、思いっきりおなかをみせて寝ています。僕らと変わらない寝相ですね(笑)。
でも、この子は以前はアトピー性皮膚炎の症状が強く、かゆみが睡眠を邪魔したりしていたかもしれません。
以前のアトピー治療前の写真もいただきました↓↓
今は飼い主さんとしっかり相談して治療を行っていますので、眠るときに痒くて辛いこともありませんね。
アトピー性皮膚炎は生涯おつきあいしていかなくてはならない皮膚病ですが、治療により症状をうまくコントロールすることで快適な生活をおくれる場合もあります(どうしてもコントロールが難しい事もありますが・・・)。
これからも飼い主さんと一緒にこの子の健康を見守っていきたいと思っています。
ゴールデンウィークも終わり、だんだん暖かくなってきました。
5月といえば狂犬病の予防接種やフィラリア予防の開始の時期ですね。同時にワンちゃんの身体検査などの健康チェックをしていると、よく飼い主の方からこんなご相談を受けます。
「うちのワンコがウンチを食べちゃうんです・・・。」 いわゆる「食糞」と呼ばれる行動です。
食糞はクセのようになってしまっているワンコもいますが、特に子犬の時にみられる食糞は様々な原因によって引き起こされており、原因を改善することで食糞がおさまることがあります。
原因の多くは、① 飼い主さんにかまってほしくて食べている とか、② フードの量が足りず、お腹がすいて食べてしまう などですが、意外に知られていない原因として③ 栄養分の消化吸収能力がまだ不十分なため、便に栄養成分やフードの臭いが残っていて、食べてしまう ということがあります(ほかにもいくつか原因はあります)。
もし、子犬の食糞行動でお困りの方は、一度ご相談ください。場合によっては改善が難しいこともありますが、例えば③に関しては、子犬用に消化しやすい原材料でできている特別なフードを食べることで便の中に残留する栄養成分や臭いが減り、食糞行動が改善することがあります。