昨年、当院で出産のお世話をさせていただいたマルチーズのハナちゃんとチャチャちゃんが予防接種にいらっしゃいました(右の二人です)。
一番左にいるのは付き添いのお父さんのチュチュちゃんです。
あの感動の出産からもう1年以上経つのか、早いな~と感慨にふけりながら診察させていただきました。
1歳までの成長期にはいろんなことがありましたが、無事に健康に育ってくれてありがとう。
これからもしっかりと日々の健康を見守っていきますね。
〒651-0062 兵庫県神戸市中央区坂口通4丁目2-21
もともと外にいたのですが保護されて、新しくおうちに迎えられた子ネコちゃんが来院しました。
お話では健康状態も良い感じ、身体検査をすると・・・
おでこのあたりにフケと少しの脱毛があります。飼い主様のお話では別に本人は気にしていないとのこと。
かゆみの無い円形の脱毛、フケが周囲の毛についている・・・。
皮膚のスタンプ検査と毛の顕微鏡検査をさせていただきました。
すると・・・
毛にびっしりとツブツブしたものがくっついています。
実はこれ、皮膚糸状菌というカビの仲間です。このままではどんどん拡がってしまいますので、カビをやっつけるお薬を使います。
このカビ、イヌやネコだけでなくヒトにもうつります!!(その場合は皮膚科のお医者さんにご相談ください)
お家のペットに怪しいフケと脱毛がみられたときは早めにご相談ください。
患者様が診察や予防で来院されたとき、診察の順番をお待ちいただくことがあります。
そんなとき、待合室で流れているBGMに少し耳を傾けてみてください。
以前はディズニーのオルゴールをBGMにしていましたが、少しづつ曲を増やしてきました。
最近はジブリや洋画の曲を流したりしています。
待合室でできるだけリラックスしていただけたらと思って曲を選んでいますが、中には私の個人的に好きな曲も・・・。
患者様「さっきから戦場のメリークリスマスが何回も流れてるで(笑)」
私「あれっ? すいません、1曲リピートモードになってました(汗)」
坂本龍一さんの曲、何曲か流れてます。
先日、会陰(えいん)ヘルニアのトイプードルちゃんの手術をしました。
会陰ヘルニアって、あんまり耳慣れない病名ですね。
その名の通り、会陰(お尻まわりのこと)にできたヘルニアです。
ヘルニアっていうのは、中にあったものが押し出されちゃったって状態です。
去勢をしていない男の子のワンちゃんがお歳をとってくると発症することがあります。
片方のお尻のあたりが腫れてきて、ウンチやおしっこが出しづらくなったり、場合によっては出せなくなったりします。
見た目はこんなです。⇓⇓⇓
茶色いのは手術前の消毒液の色です。右のお尻が大きく腫れています。
この子は初めは右側のお尻が腫れていました。手術して無事に治りました・・・と思ったら、反対側も腫れてきてしまい、反対側も手術を実施。
無事、お尻は両方とも引っ込みました。⇓⇓⇓
今ではすっかり毛も生え、もとどおり。
この病気、実は男性ホルモンが関係しています。さらに、この病気の多くが高齢になってから起きるため、手術自体ができないこともあります。そのため、去勢手術をすることで発症する可能性が低くなります。
将来子犬を増やす予定がない場合は、若いうちに去勢手術をご検討ください。
当院におかかりの患者様からペットフードをどうすればよいか、ご相談を受けることがよくあります。
食事は体の元ですから気になりますよね。
「医食同源」なんて言葉もあります。日々の食事に注意することは病気の予防にもなるし、日々の食生活を整えることは病気の治療にも通じる、ということです。
内科学と栄養学は大きく関連しているので、以前から興味を持って勉強してはいたのですが、このたび、ロイヤルカナン社の栄養管理アドバイザーの資格をいただくことができました。
何度も講師の方から講義をしていただき、獣医師国家試験以来久々に試験を受けました。受かってよかったー。
ペットフードの事でお悩みの方はぜひご相談ください。