昨日はクリスマスでしたね。
毎年恒例、看板猫すずに帽子を乗っけて記念撮影です。
見てのとおり、無理やり(笑)。
こちらのクリスマス気分にお付き合いしてもらいました。
〒651-0062 兵庫県神戸市中央区坂口通4丁目2-21
犬の歯のお話です。
皆さんは犬の歯が何本あるか知っていますか?
おうちのワンコの歯、数えてみてください。
正解は、大人のワンコ(成犬)は42本です。思ったよりいっぱい生えていますね。
でも、子犬の時は全部で28本しかありません。だいたい生後半年くらいで子供の歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)に生え変わります。
でも、時々乳歯がうまく抜けないで残ったりします。
乳歯が抜けずに残っている(矢印)と、このように永久歯の生える位置がおかしくなってしまいます。
この子は去勢手術の時に一緒に抜歯しました。
このように若いうちに抜歯することで、歯の隙間に歯石が付きにくくなり大切な犬歯が長もちします。
おうちのワンコは大丈夫ですか?
秋になってずいぶん寒くなりましたね。
いつもは動物たちの健康を見守る立場なのですが、この度、自分の体のメンテナンスのために生まれて初めて整体を体験してきました。
自分の体の事はわかっているつもりでしたが、先生に診ていただくと・・・驚くほど体中ガタガタでした。
首の骨はズレてる、脚は左右対称ではない、関節は動かない・・・等々ショッキングな事実が発覚。
先生に説明を受けながら丁寧に矯正していただきました。
矯正後は驚くほど体が軽くなり、大袈裟ですが生まれ変わったみたい!!(本当に大袈裟ですね)
整体を受けて感じたことですが、患者さんの体を丁寧に触るって、やっぱり大切ですね。
自分でもいつも心掛けているのですが、我々獣医は動物たちの体の異常は基本的な身体検査で見つけることが多いです。心臓の雑音や体のしこり、隠れた脱臼等々。
当院では毎月のフィラリア予防やノミ予防のお薬をお渡しするときは、可能であれば来院していただき、身体検査を受けられることをおすすめしていますので、ぜひご利用ください。
先日、釣り針が唇に突き刺さってしまったワンコを診察しました。
見事に「かえし(針が抜けないための逆さのトゲ)」も肉の中に入ってしまい、少し引っ張ったくらいではどうしようもありません。
飼い主さんも簡単に抜けると思っていたらしいのですが、これは大変です。
局所麻酔して無理やり引っ張る・・・と唇がさけて大変なことになります。
ワンコが処置中に動いてしまうと、別のところに針が刺さって怪我がひどくなるかもしれません。
そこで、鎮静という麻酔の一種をおこない、少し寝てもらっている間に針を抜くことにしました。
釣り針は、引っ張っても抜けません。なので、一度ブスっと貫いて針先を肉の外に出します。
んで、先っちょを切ってしまいます。後はスポっと抜くだけ。
実は、私が大学生の時、釣りをしていて誤って側頭部の皮膚に釣り針が刺さってしまった友人がいました。
結局、自力では針は抜けず、病院に行ったら今回と同じ方法で抜いてもらえたとのこと。
懐かしい思い出が役に立ちました。
釣り好きの方はご用心。