神戸市中央区の動物病院 ひらやま動物病院です。

ひらやま動物病院は神戸市中央区の犬・猫のための動物病院です。

〒651-0062 兵庫県神戸市中央区坂口通4丁目2-21


TEL.
078-221-3711 専用駐車場3台有
皮膚科

アトピー性皮膚炎

犬の代表的なアレルギー疾患の一つです。

当院に初めていらっしゃった飼い主さんが「昔、別の獣医さんに皮膚病で診てもらったらアレルギーって言われた」とおっしゃることがあります。犬のアレルギー性皮膚炎には「アトピー性皮膚炎」と「食物アレルギー」の2種類があることをご存知でしたか?両者ともアレルギーには違いないのですがそのメカニズムと治療法は大きく異なります。今回は前者の「アトピー性皮膚炎」についてご紹介します。

 簡単に言うと「アトピー性皮膚炎」は部屋のほこりの中にいるダニやその死骸、空気中を漂うカビの胞子や植物の花粉などに反応しておきるアレルギー性皮膚炎のことで、「食物アレルギー」は食べ物の成分(タンパク質)に反応しておきるアレルギーのことです。
 アレルゲンとの接触を避けることがアレルギーの根本的な治療法なのですが、「アトピー性皮膚炎」では環境中のアレルゲンをすべて避けることはできないため、その反応やかゆみを抑えることが治療法になります。使われるお薬は主にステロイド剤、免疫抑制剤、抗ヒスタミン薬、イヌインターフェロンなどです。
 ステロイドはかゆみが激しいときや炎症が強いときなどに使われるお薬で非常に効果的な部分もありますが、長期間使用し続けると副作用の問題が起こってきます。
 免疫抑制剤はアトピーの治療にステロイドが長期必要な場合、併用することでその量を減らし、場合によってはステロイドを完全にやめさせることができるお薬です。


実際の症例

かゆみを主訴に来院された柴犬さんです。他院でアレルギーとの診断がなされ治療を行っていたのですがうまくいかず、全身の皮膚のかゆみを何とかしてあげたいとのことで、ご相談にいらっしゃいました。

まず気が付くのはお顔と足に毛の薄い部分があり、地肌が黒っぽくなってきています(色素沈着)。目の周りや耳の後ろは赤くなって毛が薄くなっていますね。

皮膚全体をチェックします。皮膚病変は顔だけでなく足、胸~わきの下、下腹部~お尻に炎症による赤みと黒っぽい色素沈着がみられます。
非常に強いかゆみがあるとのことですが、単にステロイドで治療しましょう、というわけにはいきません。まず、皮膚の検査を行います。強いかゆみを起こす疥癬(ヒゼンダニ)や皮膚の状態が悪いときに増えやすいニキビダニは見つかりませんでしたが、皮膚の表面には多数の細菌とマラセチアという真菌(カビ)の仲間がいました。そこで、抗生剤、抗真菌シャンプー、ステロイドの治療を行いました。


治療開始後30日

目や口の周りがきれいになりました。全体的にかゆみは軽減していますが、足やお尻周りは厚くなった皮膚と色素沈着が残ります。

この時点でステロイドは体に負担が出ないくらい減らしていますが、お薬を完全にやめると元の状態に戻ってしまいます。そこで、犬アトピー性皮膚炎のためのお薬であるシクロスポリン(免疫抑制剤)に切り替え、ステロイドは完全に休薬しました。


治療開始後70日

顔もきれいになり、全身の皮膚にしっかり毛が生えてきました。かゆみもたまに足の裏を気にする程度まで抑えられています。

色素沈着がひどかったお尻や足もきれいになりました。現在はたまに細菌性皮膚炎が再発した時に抗生剤を内服する程度で、ステロイドは使っていません。また、シクロスポリンも毎日ではなく間隔をあけて内服することで症状を抑えることができています。




膿皮症(のうひしょう)

犬の代表的な皮膚病です。夏の暑い時期によく見られますが、年中発生します。

細菌が皮膚に侵入し増殖することで起きる炎症です。
上記のアトピー性皮膚炎と同じくかゆみを起こすことがあり、皮膚に赤いブツブツ(湿疹)がみられる程度のものから、べたつくカサブタやひどい脱毛を起こすこともあり、程度は様々です。

実際の症例

ミニチュアダックスフンドさんです。他院で皮膚病の治療(抗生物質の内服)を行っていたのですが改善せずどんどん悪化したため、当院にご相談にいらっしゃいました。まず見てわかるのは全身いたるところに脱毛があり、その中心には赤いブツブツ(湿疹)、周辺には薄皮がめくれているような跡があります。
皮膚の検査をしますと赤いブツブツと薄皮の下には細菌がみられましたが、それ以外の原因は特に見当たりません。そこで、細菌の培養感受性検査(どの抗生物質が有効か調べます)を行いました。有効な抗生物質がわかりましたので、お薬を変更し、抗菌シャンプーを追加し治療を行いました。

治療開始後約1ヶ月

赤いブツブツがなくなり、脱毛の部位が小さくなってきました。抗生物質の効果で細菌が減少し皮膚炎が落ち着いています。


治療開始後約2.5か月

かなり時間はかかりましたが、完全にきれいになりました。お薬は終了し、普段の皮膚のケアとしてシャンプーを定期的におうちでしてもらっています。



マラセチア性皮膚炎

マラセチアというカビの仲間をご存知ですか?上の写真の中にだるまやひょうたんのような形をした青いものがわかると思います。それがマラセチアといい、ごくわずかですが健康な皮膚の上や耳の中にも常在しています。しかし、何らかの原因で皮膚の上で増えることにより、皮膚炎を発症します。被毛や地肌がべたつく脂漏症やアトピー性皮膚炎がその原因となることが多いのですが、マラセチアが増殖している場合は独特の臭いがあり、飼主さんがその臭いに気付かれて来院されることもあります。治療には飲み薬や塗り薬、抗マラセチア作用のあるシャンプーを用います。


毛包虫(もうほうちゅう)症

毛包虫(別名ニキビダニ)という目に見えないサイズの小さなダニが毛穴や皮脂腺で過剰に増殖すること発症する皮膚病です。ニキビダニ自体は健康な犬の皮膚でも見つかることがあり、実は人にもヒトのニキビダニがいます(イヌニキビダニはヒトにはうつらず、ヒトニキビダニはイヌにはうつりません)。ニキビダニが過剰に増えると脱毛が生じ、ひどい場合は細菌などの二次感染を引き起こします。
皮膚の免疫が未熟な子犬で増えることがありますが、駆虫薬の内服や軽度なものだと成長に伴って改善することがあります。
大変なのは成犬の毛包虫症で、通常治療には何カ月もかかり、完全には治らないこともあります。その根本的な原因は皮膚の免疫異常だといわれており、アトピー性皮膚炎などが長期にわたってこじれている場合やクッシング病などのホルモン異常で皮膚の免疫力が低下している場合に併発がみられることがあります。


アトピー性皮膚炎

施設写真

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アトピー性皮膚炎

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