神戸市中央区の動物病院 ひらやま動物病院です。

ひらやま動物病院は神戸市中央区の犬・猫・ウサギをはじめとするペットのための動物病院です。

〒651-0062 兵庫県神戸市中央区坂口通4丁目2-21


TEL.
078-221-3711 専用駐車場2台有
外科・手術

釣り好きの方はご用心

先日、釣り針が唇に突き刺さってしまったワンコを診察しました。

見事に「かえし(針が抜けないための逆さのトゲ)」も肉の中に入ってしまい、少し引っ張ったくらいではどうしようもありません。

飼い主さんも簡単に抜けると思っていたらしいのですが、これは大変です。

 

局所麻酔して無理やり引っ張る・・・と唇がさけて大変なことになります。

ワンコが処置中に動いてしまうと、別のところに針が刺さって怪我がひどくなるかもしれません。

 

そこで、鎮静という麻酔の一種をおこない、少し寝てもらっている間に針を抜くことにしました。

cimg01991 👈👈👈 抜けた針がこちら

釣り針は、引っ張っても抜けません。なので、一度ブスっと貫いて針先を肉の外に出します。

んで、先っちょを切ってしまいます。後はスポっと抜くだけ。

 

実は、私が大学生の時、釣りをしていて誤って側頭部の皮膚に釣り針が刺さってしまった友人がいました。

結局、自力では針は抜けず、病院に行ったら今回と同じ方法で抜いてもらえたとのこと。

懐かしい思い出が役に立ちました。

釣り好きの方はご用心。

会陰ヘルニア

先日、会陰(えいん)ヘルニアのトイプードルちゃんの手術をしました。

会陰ヘルニアって、あんまり耳慣れない病名ですね。

その名の通り、会陰(お尻まわりのこと)にできたヘルニアです。

ヘルニアっていうのは、中にあったものが押し出されちゃったって状態です。

去勢をしていない男の子のワンちゃんがお歳をとってくると発症することがあります。

片方のお尻のあたりが腫れてきて、ウンチやおしっこが出しづらくなったり、場合によっては出せなくなったりします。

見た目はこんなです。⇓⇓⇓

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茶色いのは手術前の消毒液の色です。右のお尻が大きく腫れています。

この子は初めは右側のお尻が腫れていました。手術して無事に治りました・・・と思ったら、反対側も腫れてきてしまい、反対側も手術を実施。

無事、お尻は両方とも引っ込みました。⇓⇓⇓

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今ではすっかり毛も生え、もとどおり。

この病気、実は男性ホルモンが関係しています。さらに、この病気の多くが高齢になってから起きるため、手術自体ができないこともあります。そのため、去勢手術をすることで発症する可能性が低くなります。

将来子犬を増やす予定がない場合は、若いうちに去勢手術をご検討ください。

 

季節の変わり目にご注意!!

5月も半ばを過ぎると、急に暖かくなってきましたね。

おうちのワンちゃんネコちゃんの様子はいかがですか?

 

この時期は、お腹をこわして下痢や嘔吐、食欲不振などの胃腸に関する病気が多くなる印象があります。

軽い胃腸炎でも脱水を引き起こすことが多く、様子を見ていると急に症状が悪化することがあり注意が必要です。

ですので、このような症状がある場合は、できるだけお早目にご来院ください。

また、動物の場合は見た目の症状は似ていても実は思わぬ重病が隠れていることがあります。

 

実際によくあることなのですが、ワンちゃんが吐いて食欲なくてぐったり・・・調べてみると実は胃腸炎ではなく子宮の病気でした。

 

治療には手術が必要ですし、あと数日放置したらお亡くなりになっていたかも・・・ということがあります。

治療は早ければ早いほど改善しやすいです。何かありましたら早目のご相談をお願いします。

これってイボ?それとも・・・

おうちのワンちゃんや猫ちゃんと触れ合っているときに、変なしこりのようなものはありませんか?

「このしこり、何だろう?前は無かったのに・・・」

「なんだかグリグリしたのができてる・・・」

 

このような場合は必ずご相談ください。

 

例えばこのようなしこりをみつけました。触ってみると小さいおできのようです。

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このしこりを調べるには2つの方法があります。

 

 ①・・・手術で全部切り取ってしまい、組織の検査をする。

100%に最も近い診断ができますが、全身麻酔をかけて手術が必要になります。

 

 ②・・・注射用の針をプスっと刺して、細胞を少し取ってきて検査する。

明らかな悪性の腫瘍(ガンなど)、明らかな良性の腫瘍(脂肪腫など)、ニキビのようなものなど診断できるものもありますが、その確実性は100%ではありません。

細胞が採取できているが悪性か良性か判別が難しいときは検査センターに標本を送り診断してもらいます。ただし、この場合でも100%の診断ではありません。

しかし、麻酔や手術はほとんどの場合は必要なく、すぐに検査できます。 

 

どちらの検査をおこなうかは飼い主さんとご相談して決めますが、多くの場合②細胞の検査をして、その結果を見てから①組織検査をおこなうかどうか考えます。

 

明らかに良性で手術は必要ないこともあります。

しかし、やはり悪性の可能性がある、という場合には手術を検討しなくてはならない事もあります。

 

もし、妙なしこりを発見された場合はお早めにご相談ください。

 

ちなみに、写真のしこりも②の検査を行いました。すると・・・

sikori2このような細胞がみられました。

これは肥満細胞腫といって皮膚の腫瘍でしたので、その後手術を行いました。

避妊手術

当院の看板猫すず。

先日避妊手術(卵巣子宮摘出術)を実施しました。

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術後2日目ですが、エリザベスカラーを嫌がりもせず、ごはんをねらって仁王立ち、元気やなぁ。

メスの猫の避妊手術は「繁殖を防ぐ」であったり「発情期の鳴き声やマーキングを防ぐ」というのも大きな目的ですが、現在では卵巣や子宮の病気(腫瘍や蓄膿症)をはじめとするいくつかの病気を予防することがわかっています。

とりわけ、犬も猫も乳腺腫瘍の発生は、避妊した時期に大きく影響を受けることが報告されています。そして、それらの研究は乳腺腫瘍の発生に性ホルモンの影響があることを意味しており、犬も猫も初めての発情の前に避妊手術をおこなうと、将来の乳腺腫瘍の発生率を下げることができることがわかっています。

いいことばっかり書いていますが、じつは注意しなければいけない事もあります。

「太りやすい体質になる」は代表的な避妊手術の影響で、オスもメスも手術後の体重は少し気をつけなくてはなりません。一度太ってしまうとダイエットは大変ですし、ヒトのメタボと同じく健康上好ましくない影響が出たりもします。

もし、避妊手術(オス・メスに関わらず)をお考えの場合は、ぜひ一度ご相談ください。

 

ちなみに、上の写真のすずは手術の影響でお腹がへっているのではなく、もとから食いしん坊です。太らないように注意しないと・・・。